111120 セシウムと子どもたち 立ちふさがる除染の壁
  • 12 年前
日テレ系「NNNドキュウメント11」より。
福島第一原発事故で放出された放射性物質について、国の責任で行う「除染」のロードマップが10月末に公表される。しかし除染について住民の姿勢は「総論賛成、各論反対」。除染で除去した土をどこに埋めるかをめぐっても最終処分場はおろか中間貯蔵施設、さらにはその前段階の仮置き場でさえほとんど決まっていない。そんな中、南相馬市では児玉龍彦東大教授の助言を得て、子どもと妊婦のいる場所を最優先に除染に取り組んできた。民間でも私立よつば保育園では職員と保護者、NPO団体を中心に除染活動を行ってきた。しかし、近隣住民の反発や、汚染土をどこに持っていくかなど課題は多い。人口が密集する福島市では、住民同士の利害が対立する場面も出てくるなど、除染の道のりは厳しい。